ホームページの公開とは?公開とGoogleの関係

ホームページの公開とは?

ホームページの公開ってなに?

「会社名で検索しても、自分のホームページが見つからない。公開されているの?」

ホームページの「公開」という概念について

キーワードで何かを検索する(ググる)というサービスですが、実はごく最近登場したサービスでして、もともとあったわけではないことをご存じでしょうか?

それを知らない人が多いため公開ってなに?っていう疑問が多いようです。

Google検索は、もともと「URLを入力する欄」しか無く、アルファベットを一文字ずつ「h,t,t,p,s,:,//,●●~」手入力することで、ホームページにたどり着けました。

文字やキーワードを入力することが出来なかったので、そうやって御社の独自ドメインを、一文字づつアルファベット(URL)を手入力して、ホームページを見つけるしか方法が無かったです。

ホームページの公開とは?

なので、

チラシにURLを載せる、名刺にURLを載せる、つり革広告にURLを載せる、といった感じでURLを宣伝して、ホームページにアクセスしてもらう必要がありました。

そして、

うろ覚えですが2003年ぐらいに、

文字やキーワードでホームページを検索出来たら便利だよねっていうことで、いわゆるググるというサービスが登場しました。

そのときに検索ボックスが2つに別れたことを覚えている人もいらっしゃることかと思います。

①URLを入力する欄

②キーワード検索する欄

当時、下記のように入力欄が二つに分かれました。

ホームページ公開の概念

①はURLを入力する欄

URLを入力して検索する場合は、必ず一つのホームページだけがヒットします。URL検索する人は減りましたが、識別のため必ず必要な概念です。

本来は、このパターンでヒットすることを「公開」されていると表現します。

一文字づつホームページのURLをアルファベットで入力して、ホームページが表示されない場合は、存在しない、または公開されていない状態と言えます。

公開されているかどうかはその方法でしか判断できません。

②はキーワード、文字を入力する欄

いまみなさんがよく使っているググるというサービスですが、

こちらは、Googleが勝手に始めた後付けのサービスです。

①で公開されているホームページ「すべて」が②で見れるわけではありません。なのでキーワード検索というのは公開している/していないの判断には使えません。

え?すべてじゃないの?

はい違います。

Googleが①から勝手に情報を収集して、②へ抽出しています。

なぜそんなことするの?

Googleは①の検索方法をされると「必ず1つのホームページ」しかヒットしないため、広告が出せず商売にならないという背景があるためです。

Googleのビジネスモデルというのは、①から勝手に抽出した「②の検索結果画面」に有料広告を紛れ込ますという商売です。

つまり②の検索結果というのは、Googleが自分の商売に利用しているだけでして、Googleの勝手な都合で登録されたり/されなかったりします。登録に数か月かかったり。Googleがダメって判断したサイトは②からは永久抹消されたりもします。

永久抹消ってあるの?

2番のキーワード検索に関してはあります。

Googleの商売を邪魔するようなサイトは永久にキーワード検索でヒットすることはありません。また過剰なSEO対策(いわゆるブラックハットSEO対策)をやると永久抹消される可能性が高くなります。

これをGoogleアルゴリズムといいまして、

これまでにパンダアップデート、ペンギンアップデート、モバイルフレンドリーなどなど様々な仕様変更があり現在に至ります。

つまり②のキーワード検索方法というのは、公開されている・されていない、といったことを判断する検索方法ではございません。

便利な機能ですが、

  • Googleが勝手に独自でやっているサービス
  • 公開されているホームページすべてが登録されるわけではない

という理解は必要です。

そして2つの検索窓が統合されてしまいました

そしてややこしいことに10年ほど前に、①の欄と②の欄が統合されて一つの枠(欄)になってしまいました。

どちらの機能も生きていまして「①と②どちらの検索方法」も可能です。

そしてこのことが「会社名で検索してもヒットしないけど公開されているの?」という疑問を生みます。

つまり公開されているけど、②の検索方法だとヒットしない、という状態は普通にあり得る話です。

公開について整理

ホームページが公開されているかどうか?

につきましては、W3Cという団体が管理していることでして、ちょっとキツイ言い方としますとグーグルごときが関与する話ではないということです。

Googleは「検索して理想のホームページがヒットする」という便利なサービスを、後付けで開発した一企業にすぎません。

ただ商売を軌道に乗せるためにはグーグル検索でヒットしたほうが良いわけで、それについてはSEO対策という、Googleという一企業に対してだけの対策をする必要があるということになります。(公開とは別の話)

検索でヒットを狙う(SEO対策)の初歩の話としては、こちら(検索でヒットするためには?)をぜひご覧ください。

お読みいただきありがとうございました!