Outlook 廃止?使えなくなる?新しいOutlook?Outlook for Windows newとは?

Outlook 廃止?使えなくなる?新しいOutlook?Outlook for Windows newとは?
Outlook 廃止?使えなくなる?新しいOutlook?Outlook for Windows newとは?
Microsoftってネーミングセンスがゼロなので大混乱ですね。
画面の使いやすい・使いにくいをUI(ユーザーインターフェース)っていうんですが、利用者の「心」のインターフェイスをまったく理解していないのでは?とさえ思えます(笑)Outlookについて整理(完全解説)しているので、ぜひ参考ください。これであなたもOutlookマスター!? 【完全版】
まずあなたのお使いのOutlookはどれですか?
Outlookって大きくは6つありまして、全部「Outlook 〇〇」っていうネーミングなんです。なので大混乱しますよね。あなたの使っているOutlookはどれでしょうか?まずそれがわからないとどうすることもできません。それによってサポート終了が決まっていて、今後どうするか?対応を検討することになります。
Outlookとはメールをやりとりするためのソフトのことです。ソフト・アプリ・ウェブ版などいろいろ言い方はありますが、ようは「メールをやり取りするためのソフト」のことです。それが大きくわけて6個もありまして、自分が使っているOutlookはまずどれなのかを理解しましょう。
| office製品としてのOutlook | Outlook2013,2016,2019などの名称がついているモノ。もともとパソコンに入っていたものや買い切りなど。いわゆるOutlook classicと呼ばれているモノです。 | 「Outlook2019」というバージョン以前のものはすべてポート終了しています。使えなくなると思ってもらったほうがいいです。現時点の最新は「Outlook2024」というバージョンのソフトですが、これは2029年まではサポートがありますが、その次「Outlook2028」などが出るかどうかは未定です。 |
| Microsoft365のOutlook | 月額サブスク契約のOutlookです。ワードやエクセルなどを包括して使えるサービス。月額で払う(またh年払い)ので理解している人が多いと思います。ややこしいことに、このOutlookもOutlook classicと呼ばれています。 | こちらも実はOutlook classicって呼びます。昔のやつだけをclassicって呼ぶ気がしますよね、、でもこれもカテゴリとしてはclassicなんです。だからとてもわかりずらいですが、このサブスク契約のOutlookは今後もずっと使える予定です。廃止予定などは一切ありません。 |
| 「メール」というアプリ | Windows8.1から10にかけて標準搭載されていた無料で使えるMicrosoftのメールソフト(アプリ) | 現在(2025/10)は利用できません |
| Outlook for Windows | 上で説明している「メール」という無料アプリが廃止され、Windows10後半から標準搭載されることになった無料で使えるメールソフト | こちらも無くなる予定です。下記のOutlook for Windows newになります。 |
| Outlook for Windows New | 上で説明しているWindows for Outlookが廃止され、Windows11後半より標準搭載されることになった無料で使えるメールソフト | マイクロソフトはゆくゆくこれだけにしたいそうです。ただし現状はPOPの設定に制限があり、使いモノにならないという感じです。IMAPでの利用は問題ありません。 |
最後の一つ「Outlook.com」はちょっと毛色が違います。独自ドメインやGmailアカウント(メールアドレス)などを設定して使うことはできません。
| Outlook.com | Microsoftのドメインで使えるウェブバージョンのメールソフトです。メールアドレスはOutlook.comやOutlook.jpという形になります。(無料) | こちらは廃止予定などはないのですが、今後Outlook.com(またはOutlook.jp)というMicrosoftアカウント専用になります。以前はGmailアドレスなども設定できていたのですが、そういうことは出来なくなります。 |
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ご自分の使っているOutlookはどれかわかりましたでしょうか?ではそれぞれのOutlookについて、今後どうしたらいいのか?個人的意見となりますが、アドバイスしているのでご参考ください。
ちなみにMicrosoft exchangeというのは、メールソフトではなくメールサーバーです。たとえばexchangeに申し込むならエックスサーバーは不要ということです。ちょっと違う話なのでこのページでは取り扱いません
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office製品としてのOutlook
これは好みの問題かもしれないですが、、個人的には、今お使いのモノがサポート終了したのなら、これを機にこの形式でのOutlookはやめたほうがいいと思います。サブスク型のOutlook「Microsoft365」の中に入っているOutlookがおすすめです。
Microsoft365のOutlook
こちらは現在多くの人が使っているOutlookだと思いますので、近い将来無くなるということはありません。メインとなるOutlookだと思います。たまにOutlook classicが使えなくなる、みたいな記述があるので混乱しますよね。このMicrosoft365のOutlookもclassicというカテゴリの製品なのですが、一般的に言われている「Outlookが使えなくなる」みたいな表現は、office製品のパッケージとして販売されている(またはパソコンに最初から入っている)パターンのOutlookのことです。そちらは2019までのバージョンは使えなくなります。
ただし、遠い将来として知っておいた方がいい情報としましては、マイクロソフトとしてはすべてのOutlookを「Outlook for Windows New」に統一したい考えを持っています。このMicrosoft365のOutlookもです。これも365のサービスとしては無くしてしまって、Outlook for Windows Newとして統一したいとMicrosoftは考えています。すぐどうこうということは無いですが、頭の片隅に置いておいてください。
「メール」というアプリ
Windows8.1以降~Windows10初期ごろまで、Windowsパソコンに標準搭載されていた無料の「メール」というソフト(アプリ)のことです。こちらはすでに使えないと思います。
Outlook for Windows
上で説明した「メール」というソフトの後継バージョンなのですが、こちらもすでに使えないと思います。が、もし使えているなら、近々使えなることは確定しているので、代替え案を考える必要があります。Outlook for Windows Newでもいいのですが、Outlook for Windows New(Windowsに標準搭載されている無料のメールソフト)はPOPで使うには多くの制限がかかっています。POPで使いたいならMicrosoft365を契約して月額サブスクのOutlookを使うほうがいいと思います。
Outlook for Windows New
上で説明している「Outlook for Windows」の後継バージョンです。マイクロソフトはこの「Outlook for Windows New」を推しています。Windows11後半より標準搭載されている無料のメールソフトです。しかしIMAPで使う分にはいいですが、POPで使うには現時点では問題あります。POPで使いたいならMicrosoft365を契約して月額サブスクのOutlookを使うほうがいいと思います。
2025年現在ですが、POPとIMAPの設定について(方向性について)Microsoftも悩んでいるんだと思います。本当はIMAPだけにしたい(POPを廃止したい)と考えています。でも2025年現在、POPを使っている人がほとんどなので、使えるように対応せざるを得ないな、、といったところだと思います。
だから「Outlook for Windows New」は、IMAP用として始まったのですが、徐々にPOP設定でも使えるようにしていっている、という感じで、でもしかしPOPは廃止したい思惑があり、Microsoftの方向性そのものが、とても不安定な状態です。まさに一寸先は闇という感じなので、Microsoftがどう方向転換するか見当もつかず、現時点で使うのは本当にやめたほうがいいと思います。
Outlook.com
〇〇@outlook.comや■■@outlook.jpといった無料で作成できるメールアドレスを使っている人専用のメールソフトのことです。こちらはおススメしないです。ビジネスで使われているなら早々にやめた方がいいと思います。すごく簡単にいうとセキュリティが強すぎて「まともなメール」でもバンバン弾いてしまいます。トラブルの元だと思います。
例外として下記の方は使ってもいいと思います。
1) 遊びで使っている分にはOK
2) まともなメールがはじかれたとしても最優先はセキュリティという人。届かないなら送り直してと上から目線で言える立場の企業や人向け。
立場の弱い?個人事業主さんや中小の企業さんが使うものではないです。
IMAPとPOPについて
IMAPは受信メールや過去メール(保存メール)がすべてサーバー上にあるので、複数台のパソコンでメール管理するなら便利です。しかしサーバー容量にはどうしても上限があるので、過去メールなどを消去していく必要があります。一般的にビジネスでそれは使いにくいので、POP設定が重宝されます。
IMAP=新しい
POP=古い
と紹介されることがありますが、そうはいっても一般的な中小企業ではまだまだPOPが主流と言えます。個人的にもPOP設定を推奨しています。
「新しいOutlookを試す」ボタンが右上に表示されるけど?
「新しいOutlookを試す」ボタンが右上に表示されるけど?Microsoft365のOutlookを使っている方は押さないでください。それはOutlook for Windows(旧)をOutlook for Windows(新)に変えませんか?っていう案内です。これ混乱を招く最悪の案内だと思います。詳しくはこちら
OAuth(オーオース)認証が導入されIMAPとPOPは廃止になるって聞いたけど?
OAuth(オーオース)認証が導入されIMAPとPOPは廃止になるって聞いたけど?という疑問がある方も多いと思いますが、これは認証(アカウント追加)の話です。アカウント追加、つまりメールソフトにメールアドレスを追加設定するときの話です。
アカウントを追加するとき、ユーザー名やメールパスワード、受信サーバー名などを入力して追加設定していたと思いますが、それが廃止され、OAuth(オーオース)という認証方法でアカウント追加を行うことになります。
exchangeやGmailでは従来のパスワード入力式の方法は完全に廃止され、OAuth方式に統一されました。
OAuthによる独自ドメインメールの場合は?
例えばエックスサーバーを利用し、Microsoft365(Outlook)に独自ドメインメールを設定している、というケースにおいては、引き続きユーザー名やパスワードを使い、POP/IMAPの設定をしていくことになります。
ただしこれはエックスサーバーに限らずですが、各レンタルサーバー会社がまだOAuth認証に対応していないだけです。いずれパスワードによる認証は廃止され、OAuth認証になると思われます。
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Outlookについて問い合わせが非常に多いので今回まとめてみました。お読みいただきありがとうございました!
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