ウェブサイトやブログで段落の字下げは不要
ウェブサイトやブログで段落の字下げは不要
ウェブサイトやブログで段落の字下げは不要です。
字下げは用紙に制限(たとえば400字詰め原稿用紙)がある中で、いかに読みやすくするかを追求した結果、段落ごとに一字下げたほうが読みやすいだろうということが、そもそもの主旨です。
ただしここで注意なのは、字下げはとても読みやすいモノ、というわけではなく、400字詰め原稿用紙という制限がある中で「苦肉の策」として使われている感じです。もっと良い方法があるなら、それに越したことはないですよね。でもスペースが足りないからしょうがないという感じ。
一方でウェブサイトやブログの場合、文字数制限なく、いくらでも下へ下へ書いていけるので、字下げよりも「空白行」で区切ったほうが明らかに読みやすいですね。
1行の空白、2行の空白、罫線を入れる、色を変える、、読みやすくするためにいくらでも方法がある中で、あえて字下げという「苦肉の策」から生まれた方法を取る必要はまったく無いと言えます。ウェブサイトやブログでは字下げを使わずに空白行を取り、字下げはするものという変な固定観念は捨て、場面にあった読みやすい文章にしましょう。
印刷するなら別。字下げが必要なケースも
上の話はあくまでウェブサイトやブログなどの「電子媒体」で、かつ下にずっと伸ばして書いていけるような媒体の話です。
たとえばこのブログなど。
文字制限がないので、仮にもっと長い文章だったとしても、いくらでも空白行を入れることができます。
ホームページなどもそうですね。こういったケースでは見やすく余白スペース(空白行)で段落を区切りましょう。
でも印刷するなら話は別です。
印刷するなら用紙サイズの制限を受けるので「限られた用紙スペースの中で最大限読みやすくする」必要があります。その場合は字下げなども検討する必要があるでしょう。
字下げと空白行を混在させない
段落ごとに空白行を取りながら、かつ字下げをしているケースも見受けられますが、本末転倒といいますか「字下げはするもの」という固定観念にとらわれすぎだと思います。
読み手からしますと、字下げの意味するところはなに?空白スペース(空白行)の意味するところはなに?何か違う意図があるの?となってしまいます。
なのでウェブサイトやブログなどの電子媒体において「字下げ」は不要なので、字下げの代わりに空白行で段落を区切りましょう。
技術的な問題もあります
そもそも「全角スペース」はウェブ媒体においてエラーを引き起こす原因にもなるため非推奨とされています。全角スペースがありますとミス(間違った文章扱い)になります。
全角スペースをどうしても入れたい場合は『   』『   』『   』といった専門のコードがあり、そちらを代入することで全角分のスペースを確保することができます。
段落ごとにコードを挿入するのはナンセンスですし現実的はないと思います。そういった背景からも気軽に全角スペースを入れることは避けましょう。
ちなみに全角英数字も同じです。
日本だけの特殊な文字でして、いろいろ問題があり、ウェブ媒体において、数字は必ず半角英数字で入力されてください。神戸新聞ネクストが全角数字の全面排除を決定したことも記憶に新しいと思います。